ふん、と小さく鼻を鳴らしたかと思うと、蓬莱庵は庵の奥から小さな袋を持ち出して現れ、その中から懐紙に包まれた物を取り出し、二人の間にある黒机の上に広げる。すると、そこから角ばった黒光りする小さな粒が転がり出た。「なんだこりゃあ」「石見銀山(いわみぎんざん)だよ」「ああ?」「こっから近い石見(いわみ)国にある銀山だ、それは知ってんだろ? これはその辺りの鉱山で取れる、砒石(ひせき)って名前の鉱物を砕いた物で成分的には、毒物のヒ素みたいなモンだ。この辺じゃあ、これを石見銀山って呼んで殺鼠剤として使ってる、有名な物だよ。奴(やっこ)さんの状況から見て、これの中毒で死んだ人間に良く似てたぜ」クロエ バッグ ショルダー
「って事はあれか」「そうだ、恐らくこれがあの町ノ坪を殺した毒だろう。砒石は毒性が強くてな、人間様でも飲めばすぐさまコロリだ」「すぐさまコロリ、って事は遅効性の毒じゃないんだな?」「ん、ああ、その通りだ、毒見の段階で砒石が紛れていたら毒見役が即座に苦しみだして死ぬだろうよ。その場合は町ノ坪が毒をかっ喰らう事は無い」クロエ 財布
腕を組んで蓬莱翁は深く頷く。その様子に納得して、官兵衛は次の疑問を投げかける。「じゃあ後は何に毒を盛ったか、だな。毒の正体が解ったんなら、そっちは見つかってるんだろ?」「見つかっとらん」 官兵衛の鋭角な質問に、目の前の老人は小さく縮まってしまった。「見つかってないってなんだよ、その辺のネズミにあの日の料理でも食わせれば解るだろ?」クロエ バック
「解る、それは確かに解る。だが、あの場にあったどんな食べ物を食べさせても、アイツらの薄汚い腹が膨れるばかりで、一向にちうと一鳴きして死にゃあせん」 蓬莱翁は唇をネズミのように窄(すぼ)ませて鳴き真似をし、出来る限りの可愛い仕草を取る。その様子を無下に見据え、官兵衛は尖ったままの質問を続ける。「それはつまり、どの食べ物にも毒は含まれてなかったと? ちゃんと探したのかぁ?」クロエ バック
「膳の上の料理も駄目! 瓶の中の酒も駄目! 水瓶の中の飲み水も駄目! およそ人が口にする物は全て調べてみたが、どれもネズミ一匹殺せんかったよ」http://www.chloebottegavenetaoutlet.asia関連記事:
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